MAINTENANCE メンテナンス

安全第一♪愛車チェック→簡単メンテナンス(5)「日常メンテナンス・チェック6項目」編

安全・快適なサイクルライフを送るには、日常的なチェック→メンテナンスが重要。定期的にチェックすることで、すぐに不具合・異音の発生に気が付くことができ、大きな問題になる前に対応しやすくなります。今回紹介する6項目は、すべて交換パーツや専用工具が必要なので、自分でメンテナンス(修理)する自信がなければ、専門ショップへ持っていき、アドバイスをもらうようにしましょう!

アドバイス&撮影協力/バイクプラス

●ケーブルの先端がボロボロになっていないか?

自転車各部に使われているケーブル類は消耗品です。どんなに丁寧に乗っていても定期的に交換が必要ですので、すぐにショップに持っていき、新しく交換してもらいましょう。

チェック方法






専門ショップへ行こう!
先端がボロボロになっているワイヤーはダメ。また新しいワイヤーに交換後、少しするとブレーキの効きや変速の調子が悪くなったと感じることがある。これは、ワイヤーが伸びて緩む「初期伸び」という必ず発生する症状。ワイヤー調整ネジで調整可能だが、分からなければショップに持っていき再調整してもらおう    

●タイヤにヒビなどが入っていないか?

地面と常に接しているタイヤは、もっとも交換サイクルの早い消耗品です。とくに、リア(後ろ)のタイヤは早く摩耗するので、まずはリアタイヤをチェックしましょう。

チェック方法






専門ショップへ行こう!
タイヤの表面にヒビ割れや切れ目が入っている場合は×。地面と接している部分だけでなく、タイヤサイドにも切れ目が入ってしまうことがあるので、全体をチェックしよう。切れ目などがなくても、接地面全体が薄くなってしまっていても要交換。パンクしやすくなるだけでなく、走行中のグリップ力も低下してしまうので注意しよう    

●ホイールがフレていないか?

路面からのショックなどによってホイールがフレて(新円を保てなくなる)しまった場合、ブレーキ・走行性能ともに低下し、安全走行できなくなる危険性が高まってしまいます。

チェック方法






専門ショップへ行こう!
ホイールを正面から見て、真っ直ぐに回転しているかチェック。ホイールのフレは、ニップル回しという専用工具を使えば、自分で修理することも可能だが、スポーツバイクに求められる高い精度を出すには、かなりの技術が必要。また、メーカー指定のフレ取り方法が決まっているホイールもあるので、ショップで作業してもらうことがおすすめ    

●ブレーキレバーの握りが緩くなっていないか?

ブレーキレバーの握りが緩くなった場合、いくつかの原因が考えられます。まずはブレーキシューの状態を確認し、正常ならばアウター・インナーワイヤーの劣化を疑いましょう。

チェック方法






専門ショップへ行こう!
アウターワイヤーにヒビ割れが入っていたり、内側のインナーワイヤーが見えてしまっていたら×。また、インナーワイヤーがアウターワイヤー内で錆びてしまっている場合は、外からは見えなくても確実にブレーキの効きが悪くなってしまう。ワイヤー交換は、交換後にブレーキ・ディレイラー調整が必要となってくるので、ショップで作業してもらうのがおすすめ    

●ブレーキシューが摩耗していないか?

ブレーキシューは、安全走行=正しくブレーキが効くかに直結する重要なパーツです。摩耗状況だけでなく、異物が挟まっていないか日常的に確認することを心がけましょう。

チェック方法






専門ショップへ行こう!
ブレーキシューに刻まれている溝が見えなくなってしまっている状態は×。また、一部だけ削れてしまっている偏摩耗やヒビ割れがある状態も要交換。シュー交換はアーレンキー1本でできる作業だが、正しく交換しないと再び偏摩耗を起こしてしまうこともある。さらに、偏摩耗した状態やゴミが挟まった状態でブレーキを掛け続けていると、ホイールのリムにトラブルが発生してしまうこともあるので、交換作業手順に自信がない場合は、ショップに持っていって相談しよう    

●オイル注油や洗車を行っているか?

多くの金属パーツが組み合わさって完成している自転車は、適所にオイルを注油しないと、多くの不具合が発生してしまいます。しかしオイルが注油された状態で長期間経つと、ホコリやゴミがついてしまい、走行・ブレーキ性能などが低下します。基本は乾拭きで、汚れがヒドイときには専用洗剤などで洗って後に弱い水流で落としていきます。洗った後はよく乾かして、再びオイル注油することが重要です。

チェック方法






専門ショップへ行こう!
回転駆動部には水や洗剤が強く当たらないほうがよく、洗った後は適所にオイルを注油し直すのが重要なので、洗車・注油法はショップに相談するのがおすすめ    

アドバイス&撮影協力

バイクプラス
バイクプラス

東京(多摩店)、埼玉(三郷店・大宮店)、神奈川(港北N.T店)の4店舗を展開するスポーツ自 転車専門店。初心者講習会なども実施し、初めてスポーツ自転車に乗る人に優しく、アメリカの自 転車メカニック学校・最高位資格を有するスタッフが複数名在籍するなど、本格派も大満足 なお店 。ショップHPでは、自転車の楽しみ方や、お店近くのおすすめサイクリングコースなども紹介されて いる。

  • 多摩センター店
    〒206-0034
    東京都多摩市鶴牧2-9-15
    TEL:042-311-2818
    営業時間:11:30~20:00
    定休日:水・木(祝祭日の場合は営業)
  • 三郷店
    〒341-0004
    埼玉県三郷市上彦名121-1
    TEL:048-950-1820
    営業時間:11:30~20:00
    定休日:水・木(祝祭日の場合は営業)
  • さいたま大宮店
    〒330-0842
    埼玉県さいたま市大宮区浅間町2-329-2
    TEL:048-658-0819
    営業時間:11:30~20:00
    定休日:水・木(祝祭日の場合は営業)
  • 港北N.T店
    〒224-0003
    神奈川県横浜市都筑区中川中央1-38-1
    TEL:045-914-5906
    営業時間:11:30~20:00
    定休日:水・木(祝祭日の場合は営業)

■撮影に協力いただいたバイクプラススタッフさん

最上拓也さん
最上拓也さん

ロングライド・ヒルクライムが大好きな三郷店店長。お菓子作りも趣味で、本格的なロングライ ドからグルメポタリングまで大好物!?

宮崎早香さん
宮崎早香さん

自転車旅&アウトドア大好きな大宮店スタッフ。自身で女性向けメンテナンス本を企画・制作し たこともある女性サイクリストの強い味方!

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